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一日一善、身体に薬膳

Vol.7 第6号('98/08/21)
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【本日の菜譜】
◆アレルギーと薬膳

アレルギーを誘発する食物は、特別なものではなく一般的に用いられている食材です。ですから大多数の人には、食べても何ら影響がないのが普通です。しかしこの一般的で害のないはずの食材が過敏体質の人には、アレルギーを誘発する原因となります。

ただし体質の個人差から、アレルギーを誘発する食物は各人各様です。たとえアレルギーの症状が同じでも、アレルギーの原因となる食材が異なっていますので、それぞれにおいて詳しいアレルギー誘発食材の検査が必要となります。この検査で正しい結果が得られ、以後その食物を口にさえしなければ、病気は避けられるのです。


・アレルギーを誘発しやすい食材とは
一般的にアレルギーをとくに誘発しやすい食材として、イカやタコなどいわば鱗のない魚類、エビ、カニ、卵、キノコ類、タケノコなどが挙げられます。これらの食材は、アレルギーを最も誘発しやすく、そしてこれらにアレルギー症状が見られないと言われる人でも、食べることでぜん息、アレルギー性発疹、ジンマシン、アレルギー性紫斑病、腎炎などの症状を悪化させることが多いのです。


・原因となる食材を徹底的に探すこと
私は、来日してからお二人のアレルギー患者からご相談を受けたことがあります。彼らはともに10年来のアレルギー皮膚炎で、長年薬を飲み続けていても効果がなく、さらに悪化する一方という状況でした。とくに春と夏はその症状がひどく、頭の中を占めるのはかゆみの感覚だけ、その結果、身体中かき傷だらけでした。


私は中医的な方法を教えるとともに、アレルギー食材をさらに詳しく調べることを提言しました。毎日一種類ずつ食材を選び、そして食後の状況を観察し、イカとキノコ類など数種類の誘発食材を新たにつきとめました。以降はそれらの食材を制限すると同時に薬膳の指導もしました。彼らの症状がすっかり改善されたのは、それから約6か月後のことです。塗り薬で黒ずんだ皮膚も、もちろん正常な皮膚の状態に戻っていました。

さて、これはたまたまのことかもしれません。しかし食材とアレルギーに深い相関関係があることは間違いのないことであり、それを正しくつきとめることこそ最も重要なことなのです。アレルギー体質の人は、さきほど挙げたアレルギーを誘発しやすい食材もひとつひとつ試してみてください。それが直接のアレルギー原因ではなくても、アレルギーを悪化させる誘発物質となっている可能性があるからです。

日本に来て、アトピー、花粉症などいわゆる自己免疫疾患の多いことに大変驚かされました。当然その分野での医学的研究も進んでいると思います。ただし長期間化学薬品を服用しても効果のない場合は、漢方や薬膳など中国医学的方法に目を向けてみるのも一つの選択だと思います。

*まぐまぐを通じて発行していたメールマガジンです。元中医大学教授の原稿に、ウエブマスターの私が、加筆・翻訳・日本人向けに編集・アレンジいたしています。

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