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漢方薬(方剤)に関して

方剤とは、生薬を組み合わせた処方のことです。
当帰、地黄など、一つ一つは生薬で、それらを組み合わせた処方が方剤(漢方薬)です。いくら何かに効果があるといっても、漢方では生薬だけを服用することはありません。例えば、身体を冷やす要素のある生薬でしたら、身体を温める生薬も加える、苦味が強い生薬でしたら、甘みのある生薬を加えるといったように、全体のバランスを考えます。また組み合わせることによって生じる、副次的な効果も期待しています。
ここでは葛根湯や当帰芍薬散といった一般的によく知られているもの効能・効用をご紹介します。



ご存知のように漢方薬は病名に対して処方するのではなく、症状に対して処方します。違う病気でも症状が同じなら同じ漢方薬、その反対に同じ病名でも症状が違えば違う漢方薬が処方されます。ここでは例えば加味逍遥散、当帰芍薬散など、名前は聞いたことはあるけど、いったいどんな漢方薬なの、どんな人に適して、どんな症状に効果があるの、といったことを説明いたします。ご存知のように、体質に合わない漢方薬は、場合によっては症状を悪化させる可能性もあります。漢方薬は基本的にオーダーメイドの薬ですので、漢方専門薬局で相談するのが最も効果的です。
しかし価格や簡単さという点では、市販の漢方エキス剤の便利さも無視できませんので、ここではエキス剤としても一般によく知られている漢方薬を中心にご紹介いたします。

*わかりやすくするために病名と対応させています。実際は症状と体質に合わせて、処方します。ごくごく簡単に説明しますと、<虚>は体力のない人向き、<実>はがっちりと体力のあふれる人向きといった分類です。実証タイプの人が虚証タイプの処方を使用しても普通問題はありませんが、虚証タイプの人は実証タイプ向きの処方は避けるべきです。なお何もないのは、そのどちらでもない人向きあるいはどのタイプもOKです。

冷え性当帰芍薬散<虚>、当帰四逆加呉茱萸生姜湯<虚>、桂枝茯苓丸<実>)
のぼせ加味逍遥散<虚>、防已黄耆湯<虚>
頭痛当帰四逆加呉茱萸生姜湯<虚>、加味逍遥散<虚>、桂枝茯苓丸<実>)
風邪香蘇散<虚>、小青竜湯葛根湯<実>) 
関節痛防已黄耆湯<虚>、桂枝加朮附湯<虚>、芍薬甘草湯
更年期障害加味逍遥散<虚>、防已黄耆湯<虚>桂枝茯苓丸<実>)
不眠症柴胡桂枝乾姜湯<虚>、半夏厚朴湯
生理痛・生理不順当帰芍薬散<虚>、桃核承気湯<実>
不定愁訴柴胡桂枝乾姜湯<虚>、半夏厚朴湯
排尿トラブル(八味地黄丸<虚>、猪苓湯
皮膚疾患、アレルギー十味敗毒湯
胃弱・内臓下垂・無気力補中益気湯<虚>)








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